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映画「アドバンスト・スタイル そのファッションが、人生」公式サイト

Filmmaker’s Statement

製作者の言葉

ブログ「Advanced Style」創設者/映画プロデューサー
アリ・セス・コーエン

私はサンディエゴで育ち、祖母たちと大の仲良しでした。子供の頃からずっと年長者の方と特別なつながりを持っていました。祖母のブルマは私に、何か創造的なことをしようと思うのなら、ニューヨークに行くべきだと言いました。2008年、祖母が他界した後、ニューヨークに移りました。街を歩いていた時に見かけた、信じられないほど着飾り、生命力に満ち溢れた活動的なシニアの人にすぐさま刺激を受けました。今まで写真を撮ったことはなかったのですが、ルームメイトのカメラを借りて、道端で彼女たちを撮影し、インタビューしました。

この頃、ブルックリンのウィリアムズバーグに住んでいて、毎日同じコーヒーショップに通っていました。リナはそのコーヒーショップで働いていて、彼女のファッションセンスと、とてつもないエネルギーに一目を置いていました。ある日、店に入るなり彼女に「ニューヨークに引っ越してきたばかりで、友達を探しているんだ。」と話しかけました。するとリナは、少し意表を突かれたようでしたが、私は共通する何かがあるとわかっていました。

私はリナに、スタイリッシュなシニアの写真やインタビューを紹介するブログを始めようと考えていることを話しました。彼女も年長者の方とつながっているように感じると話してくれました。数ヵ月後、ブログが始まるとすぐに人気が集まりました。その時リナは、ビデオ撮影家として、ファッションビデオを作っていて、facebookを通じて連絡を取ってきて、私の被写体を撮影できないかと聞いてきました。

これがこの映画のアイディアの誕生のはじまりです。リナと私はブログから何人かの女性にインタビューを始めました。そして、そこで伝えるべき物語があるということをはっきりと悟ったのです。さらに、キックスターターのキャンペーンを始め、50,000ドル以下で映画を作ることができました。これはとても面白いと思うのですが、このプロジェクトは非常に小さなチームが、非常に自然なプロセスで行ったものだったのです。そして、その小さなチームは、リナと私とカメラだけでした。4年間をかけて、女性たちを断続的に撮影し、ようやく映画を世界に送り出す準備ができました。