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2003年ベルリン映画祭コンペ部門で唯一のイタリア映画であった本作品は文字通り熱狂のもと観客に迎えられた。イタリア南部のバジリカータ州とプーリア州の州境の町メルフィ郊外で、灼熱の太陽と黄金色の麦畑を舞台に、孤立した小さな村で大人たちが関わっている "ある事件"を描いたミステリーであるとともに、大きな秘密を抱え込んでしまった少年の心の葛藤を描いた感動の成長物語である。

原作はイタリアでその年最も優れた文学作品に贈られるヴィアレッジョ賞を受賞したニコロ・アンマニーティによる同名小説で、アンマニーティは映画化にあたって脚本も担当している。"スティーヴン・キングを彷彿とさせる"と絶賛を浴びたこの小説は、世界中の約20カ国以上で翻訳され、大ベストセラーとなった。

監督は『マラケシュ・エクスプレス』『ニルヴァーナ』等これまでに10作品を監督し、『エーゲ海の天使』でアカデミー外国語映画賞を受賞したイタリアン・ニュー・シネマの旗手ガブリエーレ・サルヴァトーレス。本作『ぼくは怖くない』はベルリン映画祭出品をはじめ、イタリアのタオルミナ映画祭にて監督賞を含む3部門を受賞、またイタリアのゴールデングローブ賞にて監督賞を受賞など高い評価を受けており、サルヴァトーレス作品で最大のヒットを記録した。先だって2004年度アカデミー賞外国語映画賞部門のイタリア代表作品にも選ばれたことが発表された。

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