休日に行く温泉は格別だ。日ごろの疲れ、ストレスを何かで解消しなければならない現代のサラリーマンには癒しは必要不可欠。
とはいっても、地方の温泉旅館を勧めるつもりはない。
場所は調布。
京王線。
私の自宅からだと30分もかからない。
スッピンで行き、スッピンで帰宅。
最近では、東京のど真ん中に温泉施設や健康ランド、スパ系がたくさん出没している。お台場の大江戸温泉も、ラクーアもすばらしい。
都内に乱立する理由も、そこに人がどかっとなだれ込む傾向も十二分に理解できる。みんな疲れている。いらいらしている。全てがギリギリなのだ。うなづかずにはいられない自分にも軽く同情しつつ、こういった便利な施設を利用しない手はない。
日本人の愛する文化、温泉旅行にでも行きたいところだが、交通費は高いし、週末くらいの連休を利用して行ったところで逆に疲れてしまいそう。やっとの思いで自宅に帰りついたその夜にもう一度温泉で疲れを癒すべき!サラリーマンにとって、行きは良い良い帰りがツライ、それが温泉旅行じゃないのか?なんて思ったりしている。
そんな私が目をつけたのが、調布にある深大寺のお膝元の温泉、「深大寺温泉ゆかり」。
調布駅から30分ごとに無料の送迎バスが出ている。15分くらいゴトゴト揺られたらすぐに到着だ。
似たようなことを考える人が多いのか、到着するとものすごい混んでいた。
渋谷のデニーズ並みに混んでいた。
順番待ちがちゃんとあるのだ。
これにはびっくり。
とはいえ、そんなに待たずに名前が呼ばれ、早速中へ。
いそいそと服を脱いでまずは内風呂を楽しんだ。
超アメリカンなコーヒーのような色合いをしており、なめらかな湯ざわり。なんか無色の温泉より効きそうな雰囲気。
そして外へ出て、露天の数々をかたっぱしから入ってきた。
まずは「五色湖・滝見風呂」
風呂底に五色石を敷しいており、足ツボを刺激。これがまた良い感じ。
横にある滝がいい感じで水しぶきを上げており、マイナスイオンがたっぷり発生している風合いだ。 マイナスイオン好きの私は、その滝の傍に陣取って、しぶきを浴びつつ風呂につかった。
次に「香り風呂」にはいった。
なんとハーブが香るこのお風呂は体内の『欲求本能』を活発にさせるという。子供がきゃっきゃっと入っていたが良いのだろうか。 その後特に活発なる兆候もなく、日々過ぎてます。
「高見檜風呂」は階段を登り2階に設置されていた。
消化器系に最適らしい。タオル一枚ですごすご階段を登るのは何だか不思議な気がした。静かにお湯につかっていたい人々がじ~っと入っていた。
「赤銅鈴之介風呂」はなんと壁が全部赤い!
「赤の波動と低周波の電流で臓器を整え、やる気をもたらし免疫性を高めます」とのことだが、なんだかこっちのほうが「欲求本能」をくすぐりそうなくらい官能的な雰囲気の風呂だった。ぬるいお湯で(38℃)ゆっくりのんびりお湯を楽しめる。風呂の箇所によっては、低周波が出ており、そこは年配の女性が
かたくなに動かず占領していた。残念。
温泉ではないが、「塩釜風呂・蒸しサウナ」には一番良く入ったかもしれない。
この蒸し風呂は温度45℃、湿度75%の低い温度帯で発汗作用を促し、痩身作用や運動不足の解消、糖尿病、呼吸障害の方にも最適、という。
ジムなどで入るサウナと違い、じわじわっと汗がわいてくる。身体の芯からくる心地よい燃焼感を味わう。ちょっと癖になってしまい、友人と繰り返し入ってしまった。
そしてこの「ゆかり」の最大の目玉は風水温泉であるということだ。
露天風呂の各所に風水が書かれている。
玄武(北)・青龍(東)・朱雀(南)・白虎(西)と刻んであり、これらの文字は、それぞれ風水生命場である事を意味しているという。
とりあえず文字の書かれた全ての岩の元でお湯につかったのでなんらかの幸運がやってくるのではないだろうか。
残念ながら男湯の内部はよくわからないが、男女で行っても混浴があるわけではないので、同性同士で行かないと入浴中は寂しい思いをするかもしれない。
深大寺の近くにあるので、次回は有名な深大寺そばを食べ歩きながら最後に温泉につかろう、と友人と語り合いながら各自30分もかからない帰路へついた。
深大寺温泉ゆかり
http://www.shiroyama-gr.co.jp/yukari/
深大寺そばマップ
http://www.navi-tama.com/kumiai_shouten/jinndaiji/

