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アルバンテナ
二つの展示会

すでに終わってしまいましたが、茨城県の笠間市で行われていたARTCOCKTAIL2006in笠間というイベントと、現在世田谷美術館で開かれているパブリックアート展について。
ARTCOCTAILは、笠間市のいろんな場所に美術作品が展示してあって、訪れた人は地図を頼りに自転車か車で移動しながら探して鑑賞するという。
展示場所がなかなか変わったところで、昔ながらの酒造場、神社、倉庫、人の住まなくなった家、公園、自転車屋さん、神具店、美術館などがありました。
私は常磐道を突っ走って行きましたから、地図を見ながら車で移動。個人的に気になる作品もありました。陶山伸一氏のこの作品、確かタイトルは「泣く男」だったような。

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酒造の倉庫のようなところにどーんと展示されていた。四つんばいになって全身からボロボロとしたたるのは涙か・・・。号泣ぶりのインパクトが胸を打つ!もうひとつは岩崎なな氏のSPACEAFFAIR作品群のなかのひとつ。

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のっぺりした生命体の脇腹がぱっくり割れて赤い粒々が見えてる。これはグロテスク、とは違う言葉を当てはめてじっくり見たい作品だった。他にも沢山展示されており、しまいにはオリエンテーリング状態になって鑑賞するというより、見つけることに喜びを感じる私となっていた。全部制覇の達成感に浸る間もなく、ふとわれに返りじっくり見なかった自分にトホホ。

最近、街なかにこうした展開がされることが多いような気がしておりますが。
と思いつつあった時、世田谷美術館では「日本のパブリックアート展」なるものを開催しておりました。
「広島平和記念公園」、「彫刻の森美術館」、「大阪万国博覧会」、「直島・家プロジェクト」、「モエレ沼公園」などなどを取り上げられております。チラシには「・・・これからのアートとまちづくりの理想的な関係を探ろうとするものです。」とあった。みな巨大なプロジェクトだから、ここでの紹介形式はもっぱら文、写真、模型、デザインスケッチなどによっております。当たり前ですが、これは行ってみて実感するに限ると思いました。都市、町、環境全体に展開される作品と設計の意図を直接感じることで、気持ち良くなるかも。まあこれらのプロジェクトはたっぷりした空間を基本にしてるので、単純に開放感に浸れることは間違いない。実はそういうシンプルな要素が大切なのかなとも思いますが。

私の住んでる練馬の端は、せまい農道が入り組んで、農家の皆様が畑を切り売りしてがんがん建売住宅の建築ラッシュという状況。相変わらず、不動産屋さんも効率を良くしようとするのでしょう、区切りに区切って小さな建売をぎちぎちに建ててる。息苦しいような気がするのですが。20年後、練馬の端は古くなった建売が乱立しつつ、まったく何も変わることのできない地域としてあるに違いない。
とすると、今の私は、パブリックアートを単に巨大な空間と巨大な作品であるがゆえに気持ちよく思う程度の感度かも!でもですね、パブリックアートは間違いなく贅沢な空間の使用が基本だと思う。結局最も素敵なのは開かれた青空か、広い海か、草原か。
いや、待てよ、今の私に必要なのは、何よりも環境のドラスチックな変化じゃないのか?これを機に見直してみようではないですか!

posted by alb_blog : 17:38 | アート
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