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銀盤を噛め!
ザ・ダム 放流

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先日、旧知の編集者から声を掛けていただき、売り出し中の某若手女優をインタビューすることになったのであります。スーツ姿で勤め人を装い、9時から5時まで埼京線と山手線に乗り続けるだけという毎日を送るのも限界に近かったので、その仕事をありがたく頂くことに。当日、取材場所となるホテルで編集者、カメラマンの方と合流。前の取材が押しまくっているとのことで、ロビーで待機を兼ねて、改めてカメラマンと挨拶をいたしました。年の頃は、40手前。なんとなしに加藤鷹と岩本恭生、それに井出らっきょをまぶしたようなルックス。微妙に長くてウェービーな茶髪。腕にはヴァシュロン・コンスタンタンの時計を巻き、話す言葉も「こないだ、女房とサントロペに行ってさぁ……」とか「車、アルファ・ロメオに換えたんすよぉ」など、腕時計代わりに携帯電話で時刻を確認する俺にとっては想像もつかないほどの羽振りの良さをアピール。すると、どうでしょう。ふと、視線を下げてみると、彼のズボンのチャックが全開になっているじゃありませんか。しかも、その熟れた唇のような妖美な裂け目からはドルチェ&ガッバーナのモノグラム柄のパンツがのぞけている……。何度も仕事している仲であるならば「チャック、チャック!」と笑って言えますが、さっき会ったばかりの人にそんなことを言えば気まずい感じでインタビュー&撮影に臨むことになるのは必至。でも、ここで指摘しなければ女優がパックリ開いた部分に気付いて、もっと気まずい感じになる。言うべきか言わざるべきかを悩むあまりに異常発汗、メガネが曇るまでに。そんな時、「お待たせしました!」とお呼びが。どうしよう…。取材場所となる部屋がある階へと昇るエレベーターのなか、悩みに悩みぬいた俺はパンツ露出を指摘することを決意。「あのう…」と彼のほうを向き、股間に目を向けると、しっかりとチャックは閉じられていました。「撮影直前に気付くとは……さすがはプロだな」と痛感した次第。インタビューも無事に終わり、帰りの電車でホッと一息。そうしたら、女子高生2人組が「アイツ、ヤバくね?」とコソコソ盛り上がり。「お、変なのがいんのか」と、期待交じりに彼女たちの目線と指差す先を
追いかけてみると軌道上にはチャックが全開になった俺のジーンズがありました。
というわけで、今月は『ザ・ダム 放流』であります!
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06年5月に発売された『ザ・ダム』のシリーズ第2弾でありまして、ダムを巡り回るロードムービー風だった前作から路線を大幅変更。熊本の荒瀬ダムからアメリカのフーバー・ダムまで、30以上におよぶダムの放流映像だけを1時間ひたすら映すという、実にシンプル&ストイックな内容になっております。オーディオコメンタリーで、生粋のダム好きの方々が映像を観ながらあーでもないこーでもないと語る濃い話
を聴くことも可能となっており、ダム好きにはたまらない1本であることで間違いないでしょう。でもね、俺としては前作のダルダルで脱力しまくったムードがたまらなく好きだったんですけどねぇ。あの感じで全部とはいわずに、映像特典でなんかやればいいのにね。とりあえず、あと数年で「ルポ 最底辺」(生田武志)やら「年収崩壊」(森永卓郎)やら「生活保護VSワーキングプア」(大山典宏)なんかの新書に書かれた世界に突入しそうな気配の俺としましては、これを観て身を投げる場所でも選びたいなと思います。

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posted by alb_blog : 2008年03月02日 15:56 | THE DAMレーベル

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