
まだ、お茶の水博士ほどではないのですが、俺はハゲています。
横周りは普通に毛が生えていますが、前から頭頂部にかけては薄い。
パッと見では毛が生えていることは生えているものの、
その一本一本のハリやコシは非常に弱く、間隔もまばらになっているのです。
まぁ、坊主頭にしているのでジェイソン・ステイサム風といえるかと思っていますが、
光の当たり具合で、毛の濃い横周りと毛の薄い前~頭頂部の差が強調されてしまい、
洋式トイレの便座を頭に載せている人風というのが正直なところであります。
または、大きめの孫悟空の頭の輪(禁箍呪)を着けている人風でもありましょうか。
思い起こせば、小学4年生あたりから伯母に額をチェックされては、
「M字型の額だから、きっとハゲるわね」と宣告されておりました。
爺さんが亡くなった際、親戚たちと古いアルバムをめくっていたら
20代でレーニン状態だった爺さんの写真を見つけて心がざわめいたのを憶えている。
中学生あたりから毛がパサつきはじめ、アクリルっぽいものへと変貌。
高校生になると、ポリスチレン製と呼んでも差し支えないものに。
薄くはないものの、こわれやすいものばかり集めてしまった感じの頭でした。
そして、TVの懐メロ番組に出てくる「長い夜」を歌う若き松山千春の髪質を見ては、
「俺のと似ている…」と震えて眠ったものでした。
その状態で20代をクリアしたものの、30代で待ち受けていたかのように激変。
M字型額の先端が無くなり、またたく間にΩ型額にシフト。
亜鉛のタブレットをガバ飲みしてみたり、ミカンで作った育毛剤を塗りたくったり、
熱いおしぼりを乗っけてみたり、いろいろ試したがハゲの進行は止まらず。
自暴自棄になって、公園の砂場に向かっては口一杯に砂を頬張ったりしたものです。
結局のところ、バリカンで坊主頭にして目立たないようにすればいいと判断。
米国ウォール社の業務用バリカン“89スーパーテーパー2”を購入、
以来、3日おきに刈っては長さ3ミリの坊主頭をキープしております。
坊主頭の効果はかなりのもので、開き直ってハゲていられます。
それでも、駅などで俺より毛の長い赤ちゃんを見かけるとガックリする自分がいます。
というわけで、今月は『13歳のハゲ男』であります!


とある小さな田舎町で、母と姉の3人で暮らしている少年ハロルド。肥満気味ではあ
るが、なにより問題なのはその頭。5歳から薄くなりはじめ、13歳で見事なまでにハ
ゲあがってしまっているのだ。だが、街の人々はハロルドを“少し変わった子供”と
受け止め、彼自身も町の一員として平穏な毎日を送っていた。そんなおり、母親の仕
事の都合で他の街へと引っ越すことに。新たな町で奇異の目に晒されることを恐れる
ハロルドだったが、不安は的中してしまう。転校初日からクラスメイトの失笑を買い、
不良グループのからかいの対象になってしまう。美貌のクラスメイトに心奪われるも
のの、ハゲ頭のために積極的に動けないうえ、なにかと不良グループに恥をかかされ
る始末。そんなハロルドに、怪しげな用務員クローマーが救いの手を差し伸べる。


そんなわけで、36歳のハゲ男が『13歳のハゲ男』を観てみました。
『テネイシャスD 運命のピックを探せ!』でジャック・ブラックのハゲた相棒、
カイル・ガスが少年時代からハゲていたという奮ったシーンがありましたが、
それをチョロンと頂いたのかなという気もしますが、これがなかなかイケました。
主人公のハロルドを演じる、あの人気子役アビゲイル・ブレスリンの兄貴である
スペンサー・ブレスリンの風貌が実にナイス。
短い首、デロッと突き出た腹、動くたびに揺れる乳、猫背と、
実年齢17歳とは思えないだらしない体型と姿勢がハゲ頭のヅラにマッチング。
普段はそうでもないんだろと、画像をググってみたら
やっぱり気持ち悪い感じでしたね。
アメリカの中学校や高校の権力構造を反映した笑いなんかを散りばめておりますが、
全体的にちょっと弱い感じで大笑いできないのが残念なところ。
オスカー俳優のキューバ・グッティングJr.の用務員役は少し悲しいですが、
母親を演じるブラット・パック女優アリー・シーディの元気な姿は嬉しい限り。
ちなみにハロルドが越した先の隣に住む色情ババァの名前がモードになっていて、
2人が並ぶと『ハロルドとモード』になるという映画ネタもイイ感じでありました。

