
今月は『ツイスター2010』であります!
竜巻によって母親を亡くした、リズとエリーの姉妹。それから25年後、リズは天気ニュ
ースの解説者としても活躍する気象学者となり、エリーは母の死を目撃したショックで
心に深い傷を負い、ミネソタの実家で引き込もりの生活を送っていた。そんななか、リ
ズは愛娘のベッキーを連れて、父親とエリーの暮らす実家を訪ねる。一方、気象観測セ
ンターでは、ふたつの嵐が合体して巨大な竜巻へと変化し、ミネソタへと突き進むこと
を竜巻対策チームが予測。その進路は、リズの実家を直撃するものだった! 実家から
離れた会場で開かれる気象シンポジウムに参加していた彼女は、そこで擦れ違いの状態
にある夫のマットと遭遇。天候の変化を察知するや、竜巻対策チームのリーダーでもあ
る彼とともにエリーやベッキーのもとへと急ぐが…。


そのまんまのタイトルはもちろんですが、
主人公の身内が竜巻で吹き飛ばされて死んでしまうというオープニングからして、
この世にあまたある『ツイスター』の亜流の1本なのは間違いなし!
そんなわけで、俺も気分は竜巻とばかりに8倍速で見ようかなと思ったら
これが意外にも見せてくれる家族ドラマになっていて最後まで等速で鑑賞。
ジャケットではキノコ雲みたいな竜巻に巻き込まれた
何台もの車がグルングルンになって、周りのビルもボッコボコになっていますが、
実はトラクターがブッ飛ぶくらいで、少し残酷なカントリーマアムといったところ。
まぁ、竜巻によるパニックというよりも、
竜巻に妻を奪われた夫、母を亡くす“ある原因”を作ったことで精神を病む妹、
そんな2人を支えることに疲れを見せつつある姉、彼女との冷えた夫婦仲に悩む夫と、
竜巻に翻弄されて絆が揺らいでしまった彼らが、
新たな竜巻来襲を機にそれを再生していく姿を
TVムービーとしてはなかなかの丁寧な筆致で描いておるのです。


ちなみにこの作品、ヒロインが帰郷する時に乗っているセダン、
そして彼女が夫と一緒に竜巻が迫る実家に向けて飛ばしまくるピックアップトラックが、
大量リコールで世界を騒がしている日本の某自動車メーカーの車なのであります!
どうせパニックものであるならば、どうせ某社の車が登場するならば、
踏み込んだアクセルが戻らなくなって、さあ大変!
実家に竜巻がグングン接近、こっちはこっちでスピードがガンガン上昇してア~レ~!
気付けば、軽く竜巻を抜き、実家を通り越して、アメリカ大陸を縦断。
冬季オリンピックの後片付けに忙しいバンクーバーに到着してア~レ~!
そんな感じにしてくれても悪くなかったと思うのであります!

