
自分の住んでいる町に、超大手ハンバーガー・チェーンの支店がありまして。すぐ
近くが駅なもんだから、入り口の前には自転車が違法駐輪しまくり。その数も店内に
いる客の数十倍で、自転車と自転車が絡み合って知恵の輪のよう。店に入れば、古く
なった油の臭いとタバコの煙が充満。おかげで、カウンターのそばに置かれたマス
コット・キャラの人形の髪は赤からグレー、そして黒へと変色中。まぁ、こんなのは
各支店でもちょくちょく見られる光景ですが、問題は集まってくる客。いくら無添加
ビーフやらなんやらと品質にこだわってみても、客の質までは上げることはできない
んですなぁ。嫁にイジメられて家にいられないのか、コーヒー1杯で朝から晩までい
る老婆。ノートを開いて、「夢をかなえるシステムというか、ステップみたいなのが
あるの知ってる?」と無垢な青年に怪しげな講釈をたれてるスーツ姿の男。塾帰りの
肥満児集団。“もっと早く赤ちゃんポストできてりゃなぁ”と考えていそうな、共に
茶髪の気だるさビンビンの子連れ夫婦。もう、“負”のオーラを出しまくっている
方々ばかり! 週に3日は通って、そんなのを観ている俺もなんなんだってことで、
子供が出来た暁には同店で誕生パーティーでも開いてやりますよ! というわけで、
今月は『デスバーガー』をご紹介いたします!


全米各地にチェーン展開しているファスト・フード店“ヘラ・バーガー”。女子高
生マッケンジーの住む町に建つ“ヘラ・バーガー”の支店で、数人の若者が虐殺され
る。そのニュースで騒然とするなか、彼女の前に“ヘラ・バーガー”のマスコットで
あるホーニーの姿をした犯人が出現! なんとか逃れることができたものの、目の前
で親友ヴァルを殺されてしまう。恋人や仲間とともに、犯人と事件の謎を追いかける
マッケンジーだが、それをあざ笑うかのように第2、第3の殺人が発生。やがて、被
害者たちにひとつの共通項があることに気づいた彼女は、事件に秘められた悲劇を知
る……。


簡単にいうと、いろんなスラッシャーやホラーの要素をまとめたヴァリューセッ
トって感じの作品。ファスト・フードの精神に乗っ取ってか、ストーリーといい、ノ
リといい、演出といい、あらゆる面でお手軽感が炸裂。とはいえ、煮えたぎった油に
頭を突っ込まれて顔面が湯むきされたトマトのように剥がれたり、胴体を真っ二つに
されたり、電子レンジで頭部をチンされたりと、スプラッター描写はCG多用でチー
プながらも景気が良くて褒めてあげたいところ。ヒロインを演じるのはレイトン・
メーテルなるヘザー・グレアムに少しだけ似た可愛い娘で、『24』シーズン4の午
前8時から午後12時までに出てるみたい……って、こんなことぐらいしか挙げられ
ないんですよね。なんだか、しなびたフライド・ポテトみたいな原稿ですみません!











































