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銀盤を噛め!
デスバーガー

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自分の住んでいる町に、超大手ハンバーガー・チェーンの支店がありまして。すぐ
近くが駅なもんだから、入り口の前には自転車が違法駐輪しまくり。その数も店内に
いる客の数十倍で、自転車と自転車が絡み合って知恵の輪のよう。店に入れば、古く
なった油の臭いとタバコの煙が充満。おかげで、カウンターのそばに置かれたマス
コット・キャラの人形の髪は赤からグレー、そして黒へと変色中。まぁ、こんなのは
各支店でもちょくちょく見られる光景ですが、問題は集まってくる客。いくら無添加
ビーフやらなんやらと品質にこだわってみても、客の質までは上げることはできない
んですなぁ。嫁にイジメられて家にいられないのか、コーヒー1杯で朝から晩までい
る老婆。ノートを開いて、「夢をかなえるシステムというか、ステップみたいなのが
あるの知ってる?」と無垢な青年に怪しげな講釈をたれてるスーツ姿の男。塾帰りの
肥満児集団。“もっと早く赤ちゃんポストできてりゃなぁ”と考えていそうな、共に
茶髪の気だるさビンビンの子連れ夫婦。もう、“負”のオーラを出しまくっている
方々ばかり! 週に3日は通って、そんなのを観ている俺もなんなんだってことで、
子供が出来た暁には同店で誕生パーティーでも開いてやりますよ! というわけで、
今月は『デスバーガー』をご紹介いたします!
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 全米各地にチェーン展開しているファスト・フード店“ヘラ・バーガー”。女子高
生マッケンジーの住む町に建つ“ヘラ・バーガー”の支店で、数人の若者が虐殺され
る。そのニュースで騒然とするなか、彼女の前に“ヘラ・バーガー”のマスコットで
あるホーニーの姿をした犯人が出現! なんとか逃れることができたものの、目の前
で親友ヴァルを殺されてしまう。恋人や仲間とともに、犯人と事件の謎を追いかける
マッケンジーだが、それをあざ笑うかのように第2、第3の殺人が発生。やがて、被
害者たちにひとつの共通項があることに気づいた彼女は、事件に秘められた悲劇を知
る……。
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 簡単にいうと、いろんなスラッシャーやホラーの要素をまとめたヴァリューセッ
トって感じの作品。ファスト・フードの精神に乗っ取ってか、ストーリーといい、ノ
リといい、演出といい、あらゆる面でお手軽感が炸裂。とはいえ、煮えたぎった油に
頭を突っ込まれて顔面が湯むきされたトマトのように剥がれたり、胴体を真っ二つに
されたり、電子レンジで頭部をチンされたりと、スプラッター描写はCG多用でチー
プながらも景気が良くて褒めてあげたいところ。ヒロインを演じるのはレイトン・
メーテルなるヘザー・グレアムに少しだけ似た可愛い娘で、『24』シーズン4の午
前8時から午後12時までに出てるみたい……って、こんなことぐらいしか挙げられ
ないんですよね。なんだか、しなびたフライド・ポテトみたいな原稿ですみません!


posted by alb_blog : 16:56 | コアレーベル
フロッグマン

すっかり夏も終わり、秋の気配も色濃くなってまいりました。ふと思ったんです
が、夏の定番風景であった雨上がりの道路に横たわるカエルの轢死体って、最近はと
んと見掛けなくなりましたね。幼い頃は、死んだカエルが天日で乾いて、雨で少しだ
け生の状態に戻って、台風で一掃されるのを見届けたら秋を感じたものだったんです
けどねぇ……と、適当な前振りで少しばかり行を稼いでだところで、今月はカエルの
化け物が登場する『フロッグマン』でいきます。
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 とある町の養魚場で奇形の水棲生物が発見され、環境保護庁のバーバラ博士が捜査
に乗り出すことに。やがて、その原因が地元企業のグライムズ薬品工場が不法投棄し
た化学物質D-709にあることが判明する。さらに、それが導水管へと流れ込んだため
に、住人たちの肉体にも変調が現れるように。そして追い討ちをかけるように、
D-709によって突然変異を遂げたカエルのクリーチャー“フロッグマン”が出現! 
オスである彼は、種を存続させようと町を徘徊して女性を狙いはじめる。グライムズ
薬品工場の社長令嬢を襲って町をパニック状態にすると、“フロッグマン”は新たな
獲物を求めてアメフトの試合で賑わう競技場へと向かった!!
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 96分なのに9時間くらいの長さに感じてしまうという、映画自体が実にタイムマシ
ン的だった『タイムマシン』に参加しているコディ・ジャレットなる人物が監督。な
んとなく胸がザワついてはいたものの、VFXとかで携わってたのかなと念のために
IMDbで調べてみたら、単なるガイ・ピアースのスタンド・イン(代役)でやんの。
まぁ、本職がなんであるかが内容を左右するわけでもないし。そう思って観てみたの
ですが、自分の甘さを悟りました。だいたい、悪徳企業が垂れ流しにしていた化学物
質でクリーチャーが生まれて、そいつが子孫を残すために人間の女を犯しまくるなん
てストーリーからオチまでロジャー・コーマンの『モンスター・パニック』まんまと
いう時点で脱力。肝心の“フロッグマン”のデザインも、曖昧な記憶だけを頼りに描
いてみた“仮面ライダーアマゾン”みたいなもんでさらに脱力。といいつつも、レズ
ビアンであるヒロインが恋人とピチャペチャやったり、“フロッグマン”が女の上に
乗っかってズッポンズッポンと差し込んでるシーンだけは丁寧に撮っていて好感が持
てました。しかし、強姦ガエルの映画に“『スパイダーマン』『バットマン』に続く
ヒーローはコイツだ!”なんてコピーをブチ上げていいんすかね。ヒーローものとし
て売り出しても、にくまれそうなNEWフェイスになるのがいいところ。ちなみに、04
年度のニューヨーク・インターナショナル・インデペンデント・フィルム&ビデオ・
フェスティバルなんて聞いたことのない映画祭で最優秀観客賞を受賞しているんだと
か。前回の『プロジェクト・グリズリー』もそうだったけど、何事もやってみるもん
ですね。
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 ところで、同日にレンタル開始となるタイトルに“アルバト版”『エアポート』シ
リーズの最新作『エアポート ユナイテッド93』があるんですが、なんとまぁこれが
タイトルどおり“ユナイテッド93便”の実録ドラマ。これをパニック映画のラインに
乗せてしまうアルバトロスの姿勢にはグッときました!

posted by alb_blog : 20:11 | コアレーベル
プロジェクト・グリズリー

『ドラえもん』に「こっそりカメラ」というエピソードがある。ドラえもんが未来から持ってきた小さなレンズ型撮影機が、ひょんなことから野良猫の体に装着。そのまま町に飛び出して大騒ぎになるお話で、静香ちゃんが美貌を保つために顔面体操をしていたり、ジャイアンが風呂桶で放ったオナラの泡の大きさを定規で測っていたりと、主要キャラクターのとんでもない姿が暴かれていく。その中で脇役の1人(名前:はる夫)が、ハナクソをコツコツと溜めてボール大までにしてしまっている衝撃的なシーンが登場する。これには劇中のドラえもん&のび太と一緒になって、読者である俺たちも腹を抱えて大笑いしたものだが、同時に「何事もやってみるもんだなぁ」と妙に感心もしたものだった。そんな小学校時代の気持ちを、ふと思い起こさせてくれたのが『プロジェクト・グリズリー』だ。
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 カナダのオンタリオ州でスクラップ業を営むトロイ・J・ハートビス。彼は山中でグリズリーと遭遇したにも関わらず、なぜか襲われることなく無傷で帰還したという稀有な経験をした。なぜ、襲わなかったのか? その答えを導き出すべく、彼が開発した“対熊スーツ”を着用して同じグリズリーとの再接近に臨む姿を追ったドキュメンタリーであります。このトロイなる男と“対熊スーツ”は、『世界まる見え! テレビ特捜部』でも少しだけ紹介されたことがあるので知っている方も多いのでは? その時は冗談でやってんだろうなと思っていたのですが、本作を観てみるとそれなりに真剣なので驚いた。なんと、納得できる“対熊スーツ”マーク6号を完成するまでにかけた月日は7年、投じた資金は150万ドル。さらに完璧な耐久性を得るために、歴代スーツを着て数十mもの崖から落下してみたり、猛スピードで突っ込んでくるトラックに吹っ飛ばされてみたりと、自らの肉体を使って『マッハ!』のNGシーンみたいなシャレにならない実験を敢行。
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それで得られたデータを基に完成させたマーク6号は、ゴム→チタン→鎖かたびら→チタン→エアバッグの5重装甲で、炎に包まれようと、12メートルの高さから振り落とした150キロの丸太をブチ当てられようと、バットや棒を持った男たちに袋叩きにされようと大丈夫という最強のものに。しかし、それだけに重量は半端ではなく、内部もギッチギチ。おまけにトロイ自身が閉所恐怖症で、グリズリーと対峙する以前に装着の時点で息が上がっている始末。装着しても、その動きは生まれたての馬や牛よりも遅い。そんなこんなが重なって、肝心のグリズリーとの再会は本気で萎えてしまうような結果に。
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 本編はしょうもない形で幕を下ろしますが、この作品のおかげでトロイはカルト的な人気を獲得。なんと、98年には“防熊スーツ”開発を讃えられてイグノーベル賞で安全工学賞を受賞、さらに03年には人気アニメ『ザ・シンプソンズ』第15シーズンに彼の行動をパロディにしたエピソードが登場! どんなにくだらないことでも、確固たる信念をもってやり続ければ偉業になる。まさに、“継続は力なり”を地でゆく男。俺も彼を見習って、このコーナーを続けていきたい所存であります!

posted by alb_blog : 11:42 | コアレーベル
ヴァンパイア侍

 400年前。武家の娘・シラはヴァンパイア軍団との闘いの最中、誤って彼らの毒牙にかけられてしまう。だが、ヴァンパイアの血が全身に回る直前に切腹。それによって、彼女は人間とヴァンパイアのハイブリッドとして生まれ変わる。それから現代までを生き永らえながら、ハンターとして人間社会の闇に棲む数多くのヴァンパイアを打ち倒してきたシラ。だが、そんな彼女をヴァンパイア族の首領プラソフも長年にわたって追い求めていた。古文書“キタノの書”の預言によれば、純粋なヴァンパイアとハイブリッドを結び合わせると太陽光線に屈しない“デイウォーカー”が誕生するのだ。かくして、“デイウォーカー”を生み出して世界征服を企むプラソフと、シラ率いるヴァンパイア・ハンターたちのバトルが繰り広げられる!
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“おいしいとこどりのコンセプト!! 『ブレイド』のヴァンパイア・ハンター×『キル・ビル』のサムライ・アクション×『エレクトラ』の世界観!”とコピーでブチ上げられたものの、それぞれ別個に観たほうが楽しめるじゃんという考えが瞬時に浮かんでしまうアクション・ホラー。そう言ったら身も蓋も無いので、観てみることにしましたが本当にその通りでした。“デイウォーカー”なんて言葉が出てくるストーリーは『ブレイド』のまんま、ヒロインが三叉の武器“サイ”を振り回すなんてのも『エレクトラ』まんま、チャンバラは『キル・ビル』というより『ラスト・サムライ』まんま。おまけに、ラストは『燃えよドラゴン』の鏡部屋のシークエンスをまるパクリ。いままで観て楽しかった映画の要素をまとめちゃえば凄いのが出来るぞ!なんて思って撮ったのでしょう。でも、そんな安直なのを観ることになる者の気持ちまでは考えてくれなかった気がします。まだ、『アンパイア侍』なんてタイトルで、現代のアメリカにタイムスリップした侍がメジャーリーグの審判員になってしまう映画でも撮ってくれたほうが良かったのでは?
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とはいえ、個人的には侍の一人が兜の下に日章旗柄のハチマキをしているのがラウドネスのアルバム「THUNDER IN THE EAST」を髣髴させてくれてイイ感じでした。主演のショナ・ジェイムソンもサービス精神に溢れていて、43歳ながら元プレイメイトという経歴を活かしてストリップ&ファック・シーンを披露。歳相応に黒く色素沈着した乳輪と肥大気味の乳首をバッチリと拝ませてくれます。
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ちなみに、IMDbによると本作のDVDは本国アメリカはもちろん、カナダ、イギリス、フランスなどでもリリースしておらず。どうやら、観ることができるのは日本人のみのようです。これって、どう思う?

posted by alb_blog : 15:46 | コアレーベル
アイスクイーン

外見は人間の女性と変わらないものの、体温が低下すると不気味な姿へ変貌を遂げて襲いかかる“アイスクイーン”。この氷河期に生息していたという生命体が発見されるが、輸送中にヨハンセン率いる武装集団によって強奪されてしまう。どこかへ売り飛ばそうと小型飛行機に乗せて運ぶヨハンセンだが、“アイスクイーン”が仮死状態から覚醒!瞬く間に彼は殺され、そのまま飛行機は雪山に墜落!その衝撃によって、今度は雪崩が発生! さらに、麓にあるスキー場とロッジが雪崩によって埋没!最後に雪崩ごとロッジに突っ込んだ飛行機から“スノークイーン”が飛び出し、従業員たちを惨殺!

テレビやビデオ・スルーを中心に『デッドアウト』『フラッシュフラッド』といったディザスターものばかり手掛けている、ビデオ業界誌的には有名なプロデューサーのピーター・ベックウィズ。そんな彼が“今度は『スピーシーズ』みたいなモンスター・ホラーに手を出しました”みたいな作品で、監督が早送りで観ても長く感じた雹パニック『フローズン・インパクト』の人で嫌な予感……と思ったら本当に当たっていました!

 

武装ヘリによる“アイスクイーン”輸送部隊への襲撃、雪山への飛行機への墜落に雪崩発生と、それこそ雪崩のように見せ場があるのですが、雪崩のシーンが同じベックウィズ製作の『アイス・ブレーカー』とか『ホワイト・インフェルノ』のフッテージ流用の疑いが非常に濃厚。おまけに肝心の“アイスクイーン”も、おっかないマスクを被っただけの女という代物で萎えまくり。とはいえ、アンポンタンな従業員とトイレ(ちゃんと女性用)で挌闘してスッ転んだ拍子にジェットタオルの温風を浴びてヨレヨレに弱ったり、イケメンだけどマヌケな従業員を見て指をくわえてクネクネと欲情したりと、随所でそれなりに笑わしてくれる存在ではあります。トンマな従業員たちが彼女に腕を腹にブチ込まれて凍死するたびに体温の湯気が口からポワワ~ンと出てくるマンガみたいな表現もイイ感じ。

 

まぁ、パニックあり、ホラーあり、豊胸女優のネッキング・シーンありということで、暇な日に寝転がりながら観るぶんには問題なしじゃないでしょうか。
ちなみに、こちらのサイト内にある(http://www.edgewoodstudios.com/)のストア・コーナーにて“『アイスクイーン』Tシャツ”が販売中。もしも、本作を観て気に入った方がいるなら是非。


posted by alb_blog : 10:57 | コアレーベル
キングスパイダーVSメカデストラクター

軍によって殺人兵器として生み出された殺人蜘蛛が巨大化して、ハリウッドを破壊 しまくるモンスター・パニック『キングスパイダー』の続編とのこと。
そういえば、こんなタイトルのビデオをアルバトロスの人から借りてたなというのは覚えていたけど、観た記憶などまったくナシ。
いつ頃リリースされたのか全洋画ON LINEで調べた ら感想欄には“バカ映画っぽい”“コメントしづらい”との言葉が、おまけにアマゾ ンではカスタマーのおすすめ度:★☆☆☆☆……。こんなんじゃあ前作を観てもしょうがねぇなという思いがよぎったが、さすがにそれはマズイかと押し入れを探したら上手い具合に蜘蛛の巣だらけになってて少しだけ驚いた。

米軍が投下した原子爆弾によって、ハリウッドもろとも吹っ飛んだはずの殺人蜘 蛛。
だが、ある男が闇市場で売りさばこうと捕獲した数匹をカバンに入れてラスベガスへ。
当然のごとく、カバンから殺人蜘蛛が逃げ出して巨大化。
そんなこんなで大パニックに陥ったラスベガスを舞台に、米軍の戦闘機とレーザー戦車、そして最終兵器であるメカデストラクターと巨大蜘蛛が闘いを繰り広げるというもの。
米軍のレーザー戦車は東宝特撮映画でお馴染みのメーサー戦車の完全パクリ、メガデストラクターもこれまたメカゴジラにメカニコング、スーパーXをミックスしたようなデザインだが、ほどよいハンドメイド感を残しながらもなかなか精巧な模型で良い感じ。
マンダレイベイやパリス、エクスカリバーなんかの有名ホテルのミニチュアも良く出来てるうえに、ドッカンドッカンと派手に爆破してくれている。
だが、そのぶんCGはチープで撮影もガッガカタ。
ロングショットは皆無、おまけに超アップでカット割を細かくするもんだから、肝心の巨大蜘蛛とメカデストラクターの一騎打ちは何をしているのかがサッパリわからない。蜘蛛とメカ~の顔面アップ、画面いっぱいの炎とレーザー光線が延々と繰り返されるので、途中から部屋を明るくしてテレビの画面から離れて観るようにしました。

なんだか文句が多くなってしまいましたが、この作品を通じて素敵な出会いがあっ たんです。それはエンド・クレジットに流れる曲“Creature Feature”を手掛けるTHORなるメタル・バンド。
その常軌を逸しているとしか思えないヨレヨレでグシャグシャな音にビックリして、彼らの姿を観ようとオフィシャル・サイト(http://www.thorcentral.com/)をチェック。
そこで、『グラディエイター』とか『ベルセルク』に出てくるような鎧姿のメンバーが石斧やら盾やらを降り回しながら演奏してるステージの写真にさらにビックリ。
まぁ、俗にいうマッチョ・メタル、パワー・メタルってジャンルなんでしょうがどうかしてますよ。

とりあえず、アマゾンで彼らのCDが買えることを知って即オーダー。
でも、まだキャンセルできるのでどうしようか迷ってます。

posted by alb_blog : 12:07 | コアレーベル
マシーンヘッド

『マシン・ヘッド』といえば、ヴォーカルのイアン・ギランとギターのリッチー・ブラックモアによる鉄壁のコンビネーションが冴え渡っていた黄金期にあたる、“第2期”の72年にディープ・パープルが放ったアルバムのこと。「ハイウェイ・スター」「スモーク・オン・ザ・ウォーター」「レイジー」「スペース・トラッキン」と、全7曲のうち4曲が現在でもライブで演奏されている名曲という文句なしの内容。さらに、録音場所に予定していたスイスのカジノが焼失して宿泊中のホテルの廊下やロビーで録音を敢行したというエピソードにもグッとくる、まさにロック史に残る大名盤なのであります……と長々と書きましたが、それとこの作品はひとつも関係なし。タイトルをよく見れば、ディープ・パープルのアルバムは音引き無しの中黒あり、こちらは音引きありの中黒なし。それ以前に、映画と音楽を間違えることなどあるわけないじゃないですか。正直なところ、ウェブ丈を稼ぎたかっただけなのです。

科学だけが得意なマックスは、クラスの暴れん坊に殴られて思わず床に女座りしてしまうほどのダメ高校生。そんな笑われ者の彼が皆をギャフンといわせようと、身元不明人の死体の脳味噌にエンジンを直結させて蘇えらせることに。頭にエンジンを付けた死体は、見事“マシーンヘッド”として復活! マックスは意気揚々と科学コンクールで彼を発表するが、突如として凶暴化。エンジンの振動に合わせてブヨブヨの腹を波打たせながら、人々をブッ殺しまくる“マシーンヘッド”によって町は大混乱に陥っていく……。

マッドサイエンティストの狂気と、それによって生み出された異形の哀しさみたいなものを描きたいようなのですが、勝新太郎の名言“ゴミのなかに宝がある”を完璧に履き違えたような安すぎるテイストのために思いっきり失敗。とりあえず、原チャリのエンジンを顎ヒモでくっつけて、涎を垂らしながら「ウォーンウォーン」と唸っているだけの“マシーンヘッド”役のデブの哀しさだけはズシリと伝わってきました。とはいえ、“マシーンヘッド”が町の大通りに飛び出して車に衝突&大爆発、やじうま驚愕、警官包囲というクライマックスのパニック描写はそれなりに頑張っていて少しだけ見応えあり。高校時代に目撃した、自転車をタスキ掛けにしながらなにやら絶叫し、中央線某駅前を軽い騒乱状態にしていた狂った御仁を思い出せてくれました。

この手の映画はどれもこれもそうなんですが、頭の柔らかい人は楽しめて、頭の固い人は楽しめないかも。ちなみに俺はコレを観て、自分が石頭だったんだなと気付くことができました。


posted by alb_blog : 14:41 | コアレーベル
尻怪獣 アスラ

トマトが人々に襲い掛かる『アタック・オブ・ザ・キラートマト』、コンドームがチンポを食いちぎる『キラーコンドーム』、ムサカなるギリシャの伝統料理がおっきくなる『アタック・オブ・ザ・ジャイアントケーキ』など、古くから意外な物が凶暴化したり、巨大化して人類を脅かす怪獣映画がありますが、これもそんなタイプの作品で“尻”のモンスターが登場するというもの。
尻がモンスターになっただけに顔面騎乗&強制アナリングスで窒息させたり、爆風級の屁や大便をひっかけて人々を攻撃、迎える方も人間浣腸で抵抗とたいへんスカトロジーにあふれたテイストで、「お尻倶楽部」の読者なんかは異常に喜びそうですが、尻つっても則巻センベエが髭を剃ったみたいなオッサンの尻なんですよ。そんなわけで、どちらかといえば「SAMSON」とか「DAVE」の読者のほうが楽しめるかも。

バカンスに出かけたメキシコで、ウシガエルにアヌスをレイプされてしまった白デブのウォルドー。前立腺にウシガエルの毒が回った彼は肛門科の権威から放射線治療を受けることに。だが、それが原因となって彼の体から尻がポロリと分離。次第に尻は巨大化して、意思までも持つようになり、尻怪獣“アスラ”となってロサンゼルスを破壊していく、といったフザけた話。

不細工と醜女だけで固めたキャスト、チープきわまりない特撮、『モスラ』や『羊たちの沈黙』をネタにしたつもりのギャグ&パロディが味にもなっていないというか、味にしたところで噛み合っていないというか……まぁ、アレですよ。とはいえ、うっすらと全体を覆う縮れ毛、くすんだ色合いの割れ目、セルライトで凸凹気味な尻タボ、見えそうで見えない蟻の門渡り……とアスラの造形が意外に良く出来ていて感心。しばしストーリーを追うのも忘れてアスラだけを凝視するようになり、「そういえば『脱出』のDVDが出た時にはネッド・ビーティーがレッドネックに犯されるシーン(チャプター13:メス豚のように)を何度もリピートしてたなぁ……」などと思わず回想。いままで気付かなかった、もう1人の自分を知ってしまいそうな気がしてちょっぴり不安になった次第。

RECTUM=直腸をもじった原題“RECTUMA”を『尻怪獣アスラ』にしたタイトルと、オリジナル海外版DVDの軽く数億倍はカッコいいジャケット・デザインのセンスは相変わらずグッド。おまけに尺が95分と短く、尻が痛くなって取れそうになるなんてことがないのもナイスであります!

posted by alb_blog : 12:27 | コアレーベル
マイケル・ジャクソン IN ネバーランディングストーリー

2ヶ月も前のことになりますが、マイケル・ジャクソンの無罪判決バンザイ!

なんたって、70年代初頭生まれの80年代育ちという30代前半の俺らにとって、マイケルは単なるポップ・スターなんてものじゃ済まされない存在。『スリラー』のPVにすっかりヤラれて、同アルバムや『BAD』を聴き倒し、87年に東京ドームで行われた来日公演にも駆けつけ、『キャプテンEO』や『ムーンウォーカー』も観に行った。おまけに、『オレたちひょうきん族』でのウガンダの「今夜はビート・イット」や「スリラー」、『とんねるずのみなさんのおかげです』で木梨憲武が完コピに挑んだ「BAD」(併せて石橋のライオネル・リッチーも)といったPVのパロディにすら狂喜したもの。

『デンジャラス』あたりからアルバムは聴かなくなってしまったものの、少年性愛疑惑第一回目、エルヴィス・プレスリーの娘リサ・マリーとの結婚即離婚、看護士との再婚&息子誕生など、2年に1回くらいの割合でスキャンダルをブッ放してくれる度にこちらもマイケル熱を再上昇させて注目&応援。ここ最近も、ドラマ『あいくるしい』の主題歌に「ベンのテーマ」を提供したと聞いて「やっぱ、曲の提供をきっかけに神木○之介君に近づきたいのかね?」などと思いを馳せていたばかり。

そして、少年性愛疑惑第二回目の無罪判決が出た6月にマイケル出演の本作がアルバトロスから出るとのタイムリーこのうえない知らせが。しかも、タイトルはネヴァーランドにちなんだ『ネヴァーランディング・ストーリー』! もう観るしかないじゃない!!

謎に包まれたマイケルの楽園ネヴァーランドに旅客機が不時着。助かったと喜ぶ乗客たちだが、そんな彼らをマイケルに捨てられて凶暴&巨大化したチンパンジーのバブルス君が襲いかかるのだった!というのはウソ。謎に包まれたマイケルの楽園ネヴァーランドに旅客機が不時着。助かったと喜ぶ乗客たちだが、そこで彼らは檻に入れられた裸の少年たちを目にしてしまう!というのもウソ。原題が「MISS CAST AWAY」とあるように、早い話がトム・ハンクスの漂流ドラマ『キャスト・アウェイ』のパロディ。本当の舞台はネヴァーランドではなくて、どっかの無人島。そこへ不時着した旅客機のパイロットや乗客のミスコン出場者たちが繰り広げる騒動を、『猿の惑星』『ジュラシック・パーク』『ロード・オブ・ザ・リング』をはじめする有名映画の数々をネタにしたギャグを交えて描くというもの。

肝心のマイケルは、なぜか島に存在する“ノアの箱舟”の破壊を主人公たちに依頼するシークレットMJなるエージェント役で総出演時間わずか1分程度!とはいえ、一瞬だけ歌ったりするので観といて損はないかも、と書くだけ書いときます。

ちなみに本DVD、メニュー画面でチャプターを選ぶ際に「ポォーッ!」「シュッ、チャッ!」とマイケルの雄叫びが鳴り響くのがイイ感じです(ウソ)。

posted by ALB : 10:15 | コアレーベル
女子高生ロボット戦争

はじめまして。ひょんなことから、アルバトロスK女史から仰せつかって本コーナーを始めさせていただくことに相成りました。どんなもんかと説明しますと、早い話が新作レビュー。アルバトロスから毎月リリースされるDVDレンタル作品から「これは」というものを選び、皆さんが御覧になる前に味見をする。それで噛み心地というか噛み応えといいましょうか、どんな按配なのかを伝えさせていただくと。まぁ、つまるところ俺は毒見役というわけなのであります。

それでは、栄えある第1回目にガブリといかせていだくのは『女子高生ロボット戦争』

とある高校に通う、女子高生コンビ。片やナノテクについてペラペラと講釈を垂れられるほどの頭脳を持った天才少女、片やアメフトからバスケまでスポーツなら何でも万能な超人少女。壇ふみ&阿川佐和子とタメ張るほどの固い絆で結ばれていた2人がハンサムな転校生をめぐって恋のバトルを繰り広げるという、よく見かける学園ものにロボット・アクションとカンフー映画の要素を盛り込み、そんなに見かけない学園ものにしてみました的な作品。

最初は化粧したり着飾ったりしてハンサム転校生を奪い合う程度だったのに、次第にエスカレートして天才少女は校内にロボットを持ち込んだうえにミサイルポッド乱射、超人少女は金属バットをスイングして応戦。そして最後は、屋上を舞台にカンフーでフルコンタクト決戦という展開はなかなか秀逸。ただ、わかる人だけにわかる例えをするなら肝心のロボットの活躍と登場時間が『ロボコップ』終盤における、オムニ社前でのED-209程度でチト残念。とはいえ、校舎の上からジャンプして降りてくるロボット参上のシーンは一瞬だがかなりのカッコよさ。女子高生2人のカンフーもひたすら腰が入ってなくてついつい叱りたくなりますが、まぁ許しますよ!俺だって人並みにできるものといえば水泳の蹴伸びくらいだもの。

ともあれ、“泣いて、笑って、ケンカして、おまけに友情再確認!”という学園ものの王道ストーリーの枠から外れることなく、ちょびっとだけマニア受けするネタを放り込み、それなりにオリジナリティある作品に仕上げた監督、原作、脚本のティム・T・カニンガムなるお方の手腕は褒めてあげてもいいんじゃないでしょうか。でも、一番に褒めるべきなのは『Xtracurricular(特別授業)』なんて原題の本作に、とりあえず観たくなってしまう素晴らしいタイトル『女子高生ロボット戦争』を付けたアルバトロスの作品担当者ですよ。ちなみに噛み心地は、美味そうな外国製のチョコを口に放り込んだらブランデーみたいなのがドロリと出てきて一瞬「ウグ…」と思いつつも喰っちゃう感じ。是非、貴方もお確かめください。

そんなわけで、今月はこのあたりで逃げます。もしも続くようだったら来月も本コーナーをよろしく!

posted by ALB : 19:17 | コアレーベル
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