
今月は『5デイズ』であります!
2007年、イラク。アメリカ人フリー・ジャーナリストのアンダースは、取材に向
かう途中で戦闘に遭遇して同行していた恋人を失う。それから1年後、彼は南オ
セチアの独立問題を機にロシアとの衝突が迫りつつある、グルジア共和国の首都
トビリシへと飛ぶ。相棒のセバスチャン、先に現地入りしていたダッチマンら、
ジャーナリスト仲間との再会を経て、紛争の渦中にある地帯へと向かうなか、遂
にロシアによるグルジア軍事介入が始まってしまう。だが、世界の関心は開幕し
た北京オリンピックへと集中、この紛争に目を向けようとするメディアは無きに
等しかった。タティアなるグルジア人女性と共にロシア軍の空爆に巻き込まれた
アンダースは、家族を捜すという彼女に同行して戦闘が激しくなっている地域へ。
そこで彼らは、オセチア軍による市民虐殺を目の当たりにする。戦争犯罪の証拠
となるそれらの凶行を撮影するものの、オセチア軍に拘束されたうえに映像を収
めたメモリーカードを渡すように迫られる。真実を世界に発信するためにも、ア
ンダースは決死の脱出に挑むが……。


戦場でジャーナリストというと、どうしても「アンダー・ファイア」や
「サルバドル/遥かなる日々」あたりの硬めの社会派な作品が思い起こされますが、
そこはメガホンを取っているのがド派手至上主義のレニー・ハーリン。
社会派っぽく観られなくもないけど、どう考えても戦地脱出アクションにしか思えない
ノリの作品に仕上げてくれていて嬉しい限りであります。
最近のハーリンは「12ラウンド」「ザ・クリーナー 消された殺人」
「コベナント 幻魔降臨」といった小さめな作品が続いておりますが、現在でも
“大味なようでいて小気味よし、小気味よさそうでいてやっぱり大味”な演出は健在。
本作でもハインドとスホーイの編隊をビュンビュン飛ばして(CG製か?)、
バカスカと掃射と爆撃をキメさせて、車は爆発炎上、人間は吹っ飛び&消し飛び、
家屋は木っ端みじんという、ひたすら派手さを重視した戦闘シーンがバシバシと登場。
ひとまず、「北京オリンピックの時、グルジアでこんなことがあったんだなぁ…」とは
勉強できたので、後はただただドンパチを楽しませて頂きました!


ルパート・フレンド、アンディ・ガルシア、ヴァル・キルマーら、
それなりの俳優が主要キャラクターを演じていますが、
彼らよりもインパクト大なのがジョナサン・シェック演じるグルジア軍の大尉。
コイツがとんでもなく強くて、いきなり窓をブチ破ってはオセチア兵士たちを瞬殺、
巧みすぎるハンドルさばきで戦場カーチェイスをやってのけ、
ロケットランチャーでいとも簡単にハインドを撃墜するという活躍ぶり。
また、オセチア軍に雇われたコサック人傭兵もブルータルでクルーエルを極めた野郎で、
コイツは婆さんの両足を撃ち抜き、村民の首を掻き切ってはドヤ顔、
自慢の拷問道具を見せつけてはニヤケ顔という活躍ぶりで、
この2人ばかり追い掛けてしまって他の連中はどうでもよくなってしまいます。
今年はロンドン・オリンピックが開催されますが、
その裏でこんな惨劇が繰り返されないことを祈ります!と締めてみます!






































































































































































































































































































