● STORY
1915年、第一次世界大戦下のフランス。ジャン=フランソワ・ミレーの絵画を思わせる美しい田園風景。2人の息子を西部戦線に送り出した農園の未亡人オルタンスは、やはり夫を戦場にとられている娘ソランジュとともに、女たちだけで、厳しい冬を前に、種まきに備えなければならなかった。そして収穫時期が迫る頃、身寄りのない20歳の娘フランシーヌを働き手として雇い入れたオルタンス家、誠実な彼女は農作業や家事などをこなし、家族同然に暮らし始める。そんなある日、悪夢の戦場から次男ジョルジュが一時帰還する。誠実なジョルジュと慎ましやかなフランシーヌ、二人が心惹かれあうのに時間は掛からなかった。再び戦場へ赴くジョルジュだが、手紙を通してフランシーヌと心を通わせていく。しかし“ある事”を境に二人は離ればなれになってしまうのだが…。