レコード店で“ブラー”のアルバムを手にした時に出会い、恋に落ちたリアムとナタリー。リアムは、デジタルな音楽ダウンロードを忌み嫌い、アナログなレコードやＣＤを偏愛する売れないバンドマン。ナタリーは、ＣＤジャケットデザイナーの夢を諦め、二人の生活の為に広告会社で働くキャリアウーマン。 共通の趣味から同棲を始めた二人だが、次第に生活はすれ違い、別れの時を迎え、それぞれの道へと歩み出す。 ナタリーは自身のプロジェクトが認められ、同僚からアプローチされるなど仕事も恋も順調な一方、リアムのバンド“ヘッドクリーナー”は、伝説のプロデューサーとの出会いで活動の場を広げるもブレイクのきっかけを掴めずにいた。そんな中、“ヘッドクリーナー”にやってきた待望のチャンス。ステージに立ったリアムはその大切な場で、突如ナタリーを想い作った“曲”を歌い始めるが、急に泣き出しステージを降りてしまう。しかし、その行為から想像もしない運命が動き出して…。