● STORY
クリスチャン・ディオールのオートクチュール部門のアトリエ責任者エステル。孤高のお針子である彼女は、デザイナーたちのスケッチ画を元に服飾を製作する仕事に人生のすべてを捧げてきたが、次回のコレクションを最後に引退が決まっていた。そんなある朝、エステルは通勤中の地下鉄通路でハンドバッグをひったくられてしまう。バッグの中には家宝のネックレスとスケッチ画が入っていたのだ。一方、バッグを盗んだ少女ジャドは、ネックレスの価値に恐れをなし、バッグを返す為、エステルの職場ディオールに訪れるも、あまりの場違いな雰囲気に気圧されてしまう。そんな中、最悪の再会を果たした二人だったが、エステルはジャドの指にお針子としての可能性を感じる。そして翌日、ジャドは見習いお針子としてアトリエに通うことになるのだが…。