● STORY
明治42年。山に囲まれた九州のとある村。そこでは霧がかかると怪獣が現れ、村人を襲うと云われていた。そんな村に少年・栄二は帰ってくるのだが、そこで目の見えない少女・多紀理と出会う。寡黙だが不思議な雰囲気をまとう多紀里に興味を惹かれる栄二。そんなある夜、一人で出かけていく多紀理の後をつけていくと、山の湖に住む巨大な怪獣・天乃狭霧(ネブラ)と心を交わす多紀里の姿を目撃してしまう。村では災厄と噂される怪獣・天乃狭霧(ネブラ)を恐れる村人たちは、災厄の根源を多紀里と決めつけ、彼女を怪獣の生贄に捧げようとするのだが…。