暴力か!体罰か!
昭和58年、戸塚ヨットスクール事件発生。
戸塚校長ら関係者逮捕と、スクールの一時閉鎖。
そして、封切り目前の「スパルタの海」公開中止が決定。
28年の時を経たいま、現代教育の是非が問われる!
学級崩壊、引きこもり、無差別殺人…、数々の社会問題を抱える現代日本がこの映画に見出すものとは!?東京都知事石原慎太郎推薦!
28年の時を経て、日本映画史に残る幻の封印映画がついに初DVD化!!
非行少年や不登校児の更生施設として全国に知れわたる、愛知県美浜町の戸塚ヨットスクール。そこには家庭や学校で手に負えなくなった全国の少年少女たちが送りこまれ、日夜激しいスパルタ式ヨット訓練に励んでいた。そして今日もまた、引きこもりと激しい家庭内暴力が原因で俊平という名の一人の少年が東京から送りこまれて来た。入校初日、校長のキックやパンチを食らい檻の中にぶち込まれても、反抗を全く止めない手強い奴。「まるでウルフやなぁ」校長が思わずつぶやくほど、俊平はもはや人の心を失った凶暴凶悪な“狼(ウルフ)”なのだ。何不自由しない裕福な家庭に育ちながら、何が彼をそこまで追い詰めてしまったのか。嫌々ながらも訓練をスタートさせた俊平。壮絶なシゴキに耐えられず裸で逃げ出した夜。突然の仲間の死。そして卒業してしまった仲間“アッコ”への淡い恋心。様々な経験を積んだ俊平は、壮大な大海原に浮かぶ小さなヨットの上で、再び“人”に戻ることが出来るのだろうか…。
■戸塚ヨットスクール事件
1976年愛知県知多郡美浜町に開校。たまたま入校してきた不登校児を、敢えて“突き放す”指導をヨットの訓練とともにしたところ、翌日から学校に行くようになる。その事が噂になり、以降様々な問題児が全国から次々と入校し、その多くの症状が改善していった。全盛期には訓練生が100人にも達し、その体罰によるスパルタ指導と校長独自の教育論による訓練は着実に成果を上げ、マスコミにも取り上げられ話題になる。しかし訓練生の死亡事故、行方不明が起こり、「サンデー毎日」の中傷記事をきっかけにマスコミの総攻撃を受ける。そして、1983年に校長及びコーチ陣が逮捕。その後スクールは再開され、2006年には刑期を満了した戸塚校長が復帰。現在の訓練生は約10名。
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