1991年、ベルリンの壁崩壊から始まった社会主義崩壊の波はキューバ共和国を直撃し、国民は深刻な経済危機に苦しんでいた。大学で教鞭をとる共産主義者のセルジオも幼い一人娘と母親の食費に事欠き、趣味のアマチュア無線を通し、NYの無線仲間ピーターに生き残る術を教授してもらっていた。そんなある日、娘が宇宙ステーションに滞在中のソ連宇宙飛行士セルゲイからの無線を受信する。いつ途切れてもおかしくない電波を受信して語り合うセルジオとセルゲイ。激動の時代ゆえ将来に不安を抱える二人は交信を通し、国境も身分も越えて親友となっていく。しかし、そんな二人に悲劇が訪れる。ソ連の崩壊によりセルゲイは母国を失い、帰還無期延長を宣告されたのだ。困り果てるセルゲイ、そんな親友の危機を救うべく、セルジオはある奇策を思いつくのだが…。 購入はこちら