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キャスト

クララ・シューマン役

マルティナ・ケデック

1964年、ミュンヘン生まれ。ベルリン自由大学で演劇を学び、舞台女優としてのキャリアを積む。 80年代は映画やTVで活躍。代表作は、ドイツ映画賞主演女優賞を受賞した『マーサの幸せレシピ』(01/サンドラ・ネットルベッグ監督)、ドイツ映画賞助演女優賞の『素粒子』(05/オスカー・レーラー監督)。また、オスカー他数々の賞を受賞した『善き人のためのソナタ』(07)の成功で活躍の場を海外に広げている。その他、『グッド・シェパード』(06/ロバート・デ・ニーロ監督)、『バーダー・マインホフ 理想の果てに』(08/ウルリッヒ・エーデル監督)などがある。2006年のベルリン国際映画祭では審査員を務めている。同年には、すでにクララ・シューマン役に取り組んでおり、オーディオブック「Songs and Letters (歌と手紙)」では俳優のセバスティアン・コッホとともにロベルト・シューマンやクララ・シューマンの書簡と日記を交互に朗読している。これまでに様々な役を演じてきたにもかかわらず、クララのような歴史上の人物を演じるのは彼女にとって初めてのことである。

ロベルト・シューマン役

パスカル・グレゴリー

1954年、パリ生まれ。12歳のときオペラ座の合唱隊に入り、ペリモニー演劇スクールを卒業した。1975年に喜劇「Docteur Françoise Gailland」でデビュー。アンドレ・テシネ監督の『ブロンテ姉妹』(79)で注目を集める。その後、エリック・ロメール監督、パトリス・シェロー監督に認められ『美しき結婚』(82)、『海辺のポーリーヌ』(83)、『木と市長と文化会館』(92)、『王妃マルゴ』(94)、『愛する者よ、列車に乗れ』(98)などに出演。『エディット・ピアフ?愛の賛歌?』(07)ではセザール賞助演男優賞にノミネートされている。その他、『ジャンヌ・ダルク』(99/リュック・ベッソン監督)、『女写真家ソフィー』(00/アンジェイ・ズラウスキー監督)、『ルパン』(04/ジャン=ポール・サロメ監督)、『譜めくりの女』(06/ドゥニ・デルクール監督)など。

ヨハネス・ブラームス役

マリック・ジディ

1975年にフランス生まれ。彼が将来を約束された才能の持ち主の1人であることは間違いない。2001年には、ヨーロッパ・フィルム・プロモーション(EFP)からシューティングスター(期待の若手)であると認められた。フランソワ・オゾン監督の『焼け石に水』(00)でセザール賞の最優秀若手俳優賞にノミネート、同じカテゴリーで2003年には「Un moment de bonheur」(02)で、2005年には「Les temps qui changent」(04/アンドレ・テシネ監督)でノミネートされている。この作品でカトリーヌ・ドヌーヴやジェラール・ドパルデューとの共演を果たした。07年には「Les amitiés maléfiques」(06)での演技が認められ、セザール賞有望若手男優賞を受賞している。

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  • 監督・脚本:ヘルマ・サンダース=ブラームス 出演:マルティナ・ゲデック パスカル・グレゴリー マリック・ジディ原題:Geliebte Clara/2008年/ドイツ・フランス・ハンガリー合作/ドルビーSRD/ビスタサイズ/109分/字幕翻訳:吉川美奈子 提供:ニューセレクト 配給:アルバトロス・フィルム