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ラミン・バーラニ
(監督・原案・脚本)

1975年3月20日生まれ。アメリカ・ノース・カロライナ州出身。両親はイランからの移民。“Strangers”(00)で初めて長編映画の監督・脚本を務める。その後、独自の視点で移民の現実を描いた“アメリカン・ドリーム三部作”―“Man Push Cart”(05)、『チョップショップ ~クイーンズの少年』(06)、『グッバイ ソロ』(08)を監督。2012年には、デニス・クエイド、ザック・エフロンらハリウッドスターを迎え、農業経営の多角化を背景に家族崩壊の危機を描いた『チェイス・ザ・ドリーム』(12)がヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門に出品され、世界各国で高評価を獲得。今後のアメリカ映画界を担う監督の一人として注目を集めている。
アミール・ナデリ(脚本)
1946年8月15日生まれ。イラン・アバダン出身の映画監督。1970年代初めから国内外で数多くの映画を制作し、アッバス・キアロスタミらと共にイラン映画を国際的に注目させるきっかけを作った。2005年に監督した“SOUND BARRIER”はローマ国際映画祭でロベルト・ロッセリーニ批評家賞を受賞、2008年の“VEGAS:BASED ON A TRUE STORY”ではヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門でSIGNIS賞を受賞するなど、世界中で高く評価されている。2011年には日本を舞台に、主演の西島秀俊ほかオール日本人キャストで撮影した『CUT』で話題を呼んだ。
ボビー・ブコウスキー(撮影)
1953年生まれ。アメリカ・ニューヨーク出身。パリで撮影助手の仕事に就いた後アメリカに戻り、マーティン・スコセッシらを輩出したニューヨークのティッシュ・スクール・オブ・アートで学ぶ。これまでに60本を超える長編映画を撮影。代表作に『哀愁のメモワール』(93)、『隣人は静かに笑う』(98)、『THE ICEMAN 氷の処刑人』(12)、『メッセンジャー』(13)などがある。
アレックス・ディジェルランド
(プロダクションデザイン)
ウェス・アンダーソン監督の『ダージリン急行』、トッド・ソロンズ監督の『ダークホース ~リア獣エイブの恋~』(11)等で知られる。アカデミー賞で作品賞を含む4部門にノミネートされた『ハッシュパピー バスタブ島の少女』(12)では、クロトラディス・アワードで最優秀プロダクションデザイン賞を獲得。最近ではHBO製作のTVシリーズ「TRUE DETECTIVE」(14~)にも携わり、ファースト・シーズンの「TRUE DETECTIVE/二人の刑事」ではエミー賞にノミネートされた。