映画「フリーソロ」公式サイト » CAST&STAFF

アレックス・オノルド

1985年8月17日カリフォルニア州サクラメント生まれ。プロのロック・クライマーであり、アメリカ最大級の崖にて数々のフリーソロを大胆にこなし、世界で最も名が知られているクライマーの一人である。才能もあるが努力家でもある彼は、目が眩むほどの高い崖をロープなしで制覇したことでも有名だが、その謙虚で控えめな性格でも有名である。彼の偉業は、ニュース番組「60ミニッツ」や米紙ニューヨークタイムズなどで取り上げられ、ナショナルジオグラフィック誌のカバーを飾ったこともある。さらに、海外のコマーシャルに出演し、数々の探検番組にも出演している。2018年に初来日した際には、平山ユージ、中嶋徹と共に、クライミングセッションし話題となった。

トミー・コールドウェル

1978年8月11日生まれ。アメリカのロッククライマー/フリークライマー。ビッグウォールのフリークライミングからボルダリングまで幅広く手がける。ヨセミテ国立公園エル・キャピタンでもフリークライミングによる初登を数多く記録している。2015年1月には、ケビン・ジョージソンとともにエル・キャピタンのドーン・ウォールのフリー初登を成し遂げ、それに密着したドキュメンタリー映画『The Dawn Wall』が昨年公開され話題となった。またこの功績により、オバマアメリカ合衆国前大統領から祝福を受けた。アレックスの良き理解者であり、エル・キャピタンのフリーソロ成功の立役者の1人。2018年6月6日には、アレックスと共にヨセミテ国立公園のノーズのスピード記録の2時間切りを達成し話題となった。

サンニ・マッカンドレス

アレックスの恋人であり、彼の活動を影でサポートしているパートナー。アカデミー賞授賞式には一緒に登壇し監督のヴァサルヘリィから『あなたがいなければ、映画はつまらないものになっていた』とその存在を称えられた。

エリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィ
(監督・プロデューサー)

今までに監督として手掛けた作品には、『MERU/メルー』(2016年アカデミー賞のショートリスト入り、サンダンス映画祭2015観客賞受賞)、『Incorruptible(原題)』(インディペンデント・スピリット賞2016、Truer Than Fiction Award部門受賞)、テルライド映画祭とトロント映画祭でプレミア上映された『Youssou N’Dour: I Bring What I Love(原題)』(オシロスコープ2009)、『A Normal Life(原題)』(トライベッカ映画祭2003、ベスト・ドキュメンタリー賞)、『Touba(原題)』(サウス・バイ・サウスウェスト映画祭2013特別審査員賞最優秀撮影賞)などがある。

全米監督協会と映画芸術科学アカデミーの会員である。夫で共に本作を手掛けたジミー・チン(監督・プロデューサー・撮影監督)とニューヨークで暮らしている。本作で初めて米アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞受賞の快挙を果たした。

ジミー・チン
(監督・プロデューサー・撮影監督)

プロのクライマーであり、スキーヤーであり、登山家。ザ・ノース・フェイス・アスリート・チームとナショナルジオグラフィック・エクスプローラーの18年来の会員である。

20年間の間、最先端のクライミングやスキー登山などの遠征に参加しながら、7つの大陸を旅し続けた。また、エベレストの山頂からスキーで下山した初めてで唯一のアメリカ人でもある。また、映画監督でもあり、ナショナルジオグラフィックのカメラマンでもある。これまでに今の時代に生きる数々の偉大な探検家、冒険家、アスリートたちと一緒に仕事を共にし、彼らの偉業を、世界中の過酷な現場で記録してきた。手掛けた写真は、ニューヨークタイムズ誌、ヴァニティー・フェア、アウトサイド・マガジンなどに掲載され、数々の賞を受賞。

さらに、コマーシャルも手掛け、クライアントには、アップル社、ザ・ノース・フェイスなどがある。彼が2015年に妻であるヴァサルヘリィと共に監督したドキュメンタリー映画『MERU/メルー』は、サンダンス映画祭にて観客賞を受賞し、全米監督協会賞と全米製作者組合賞にノミネートされ、アカデミー賞のショートリスト入りも果たしている。本作で妻のヴァサルヘリィ監督と共に初めて米アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞受賞の快挙を果たした。